焚き火は環境にやさしいの?SDGsと絡めて紹介!

焚き火は、SDGs(持続可能な開発目標)に基づく環境に配慮したアウトドアを楽しむのにおすすめです。

近年、自然との調和を大切にするエコロジーキャンプが注目されています。

その中でも、焚き火は環境にとって良い影響を与えることがわかっており、SDGsの達成にも貢献しています。

焚き火が環境にいい理由を紹介したいと思います。

SDGsとは?

SDGsとは、2015年に国際連合が策定した、2030年までに持続可能な開発を進めるための17の目標のことを指します。

SDGsは、世界的な課題である貧困や格差、気候変動などを解決し、持続可能な社会を実現するための指針となるものです。

SDGsは、世界中の国々や企業、市民社会など、誰もが参加しやすいように設計されており、誰もが取り組むことができる目標となっています。

今回の記事では、

7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

13:気候変動に具体的な対策を

15:陸の豊かさも守ろう

焚き火をすることはこの3つの目標の妨げにならないのかを紹介していきます。

焚き火が環境にいい理由

一番最初でもありましたが、結論を言うと、焚き火は環境にいいです!

焚き火は火を使い、温室効果ガスの一つである二酸化炭素を大量に排出します。

それにもかかわらず、なぜ焚き火は環境にいいのでしょうか?

いくつか理由があるので紹介します!

①木が光合成をしているから

まずは、木が成長するときに光合成で二酸化炭素を吸収しているからです!

木は、葉で光合成をして二酸化炭素からでんぷんなどの炭素(燃えるもの)に変えて成長します。

その後、成長した木を薪として焚き火で燃やしたとしても、これは、成長した分、空気中から吸収した炭素の量と等しくなるため、空気中の二酸化炭素量は±0で済みます。

▲eikun作

②化石燃料より二酸化炭素排出量が少ないから

次に、木が天然資源であるため、燃やしても化石燃料(石炭、石油、ガスなど)よりCO₂ 排出量が少ないとされています。

また、焚き火をすることで、木材が再生可能エネルギー減として活用されることになります。

③再生スピードが比較的早いから

さいごに、木材は、化石燃料より、燃料にできるまでにかかる時間が圧倒的に短いという点です。

化石燃料は、太古の生物の死骸などから燃料になるまでに2億年程度かかります。

一方、薪は、種が地面に落ちて、薪にできるくらい大きく成長するまでは、長くて50年程度です。

そのため、化石燃料ができる間に何サイクルも木が成長するので、木の本数が減らない程度に使っていけば空気中の二酸化炭素量を実質増やさずに焚き火を楽しめます。

木を燃やすことはメリットだけではない?

木を燃やすということは、前述のように化石燃料を燃やすより明らかに良いことですが、いくつかデメリットがあります。

そのデメリットを挙げてみました

完全燃焼が難しい

まず、木を燃やしても、完全燃焼になりにくいという点があります。

完全燃焼とは、燃料の量と、酸素の量がちょうどよく、一番効率よく燃やせる状態です。

この状態は、ガスコンロの青い炎が該当します。

しかし、焚き火をしてもわかるとおり、木を燃やしてもあまり青い光を出さずに、赤い光を出していることが分かります。(これは仕方のないことです。)

これは、酸素が不足していることを表しています。

酸素が不足すると、いわゆる”すす”や、猛毒の一酸化炭素などが出てしまいます。

燃料として使うには、時間がかかる

薪は、燃料として、完全に生木の状態から焚き木にしようとすると、1~2年ほどかかってしまいます。

化石燃料が生成されて使えるようになるまでは、もっと時間はかかりますが、人間生活の上で、1~2年待つのは、かなり大変です。

収集するのが大変

木は、石油などと違って、集めるのが大変です。

石油は、採油できる場所が分かれば、場所を変えずに掘り続けて手に入れられますが、木は、山を歩いて伐採する必要があります。

そのため、楽に安全に収集できるような工夫が必要です。

焚き火のコツの記事で紹介しています!ぜひご覧ください!

木の使い方の理想

木は、住宅などの材質燃料家具など、いろいろな用途があります。

そこで、僕が考える、一番有効的でサステナビリティな木の使い方を提案したいと思います。

あくまで僕個人の考えですので、異見の方は、ぜひ、DMでよろしくお願いいたします。

1.木材を切り出す

まず、木材を切り出します。

2.木材を住宅に使えるように加工

次に、木材を加工します。住宅に木材を使うと、数十年単位で長持ちします。また、木は、長時間経つと、水分が抜けて、より硬くなります。この乾いた木を。また、加工した際に出る木くずや、木のこは、で燃料として使います。

3.家具などの小さいものに加工する

この後、乾いた木をさらに小さく加工して、タンスや机など小さめの部品で成り立つものを作ります。こうすることで、4が少ない加工で済みます。

4.燃料にするために粉上にするor薪にする

さいごに、十分に乾いた木をさらに細かくして、燃料または、薪にして焚き火を楽しみます。現時点では、まったく考えられていませんが、動力の燃料に木由来の物を使ったとすると、この十分に乾いた木を細かくした燃料を用いると最後まで地球にやさしく何度も使えるようになると思います。

5.植樹をする

これは、いつするかというより、植樹できる場所、植樹するものがあればいつでもしていいと思います。

燃料に木を使うならば、多くの木を必要とします。トータルの木の量が減らないくらいに伐採し、植樹する必要があります。

この方法は、まったく進められていませんが、実質、二酸化炭素量が±0となる木を燃やすことは、地球のための燃料だと思います。

まとめ

SDGsとは?

SDGsとは、持続可能な開発目標のことです。

SDGsには、地球を守ろうというような目標が多く含まれていますが、焚き火は大丈夫なのでしょうか?

答えは、”問題ない”です。

なぜなら、燃やすときに出る二酸化炭素量と、木が成長するときに光合成で吸収する二酸化炭素量が等しく、実質±0だからです。

木を燃やすデメリット

木を燃やすときのデメリットは、次の物が挙げられます。

・完全燃焼が難しい

・燃料として使うには、時間がかかる

・収集するのが大変

理想の木の使い方

僕の理想は、木を切って、家にして乾かして家具にして燃料にするという流れがいいのではないかと思います。

家に木を使うと、数十年かけてからからに乾いて強度が増します。

その後、家具など小さな部品で作るものに加工します。

そして、燃料として使う。

こうすることで、無駄なく、何度も同じ素材を使うことができると思います。

プラスアルファで植樹も積極的にしましょう!

さいごに

最後までご覧になっていただきありがとうございます。

このブログは、焚き火に関する情報を中心に発信しています。

ぜひ、他の記事もご覧ください。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

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