焚き火では、フェザースティックは、火おこしを楽にするだけでなく、薪割りの練習にもなる、とても重要なテクニックです。
今回は、初心者の方にもわかりやすい、フェザースティックの作り方を紹介したいと思います!
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目次
フェザースティックとは?
フェザースティックとは、木の側面を、ナイフの刃で薄くスライスして加工した木のことです。
フェザースティックは、その名の通り、鳥の羽のようなカールがまかれているような見た目をしています。
とても火が付きやすいので、火口(ティンダー)や焚付け(まき等を燃やす時、最初に火をつける燃えつきやすい材料)として使えます。
フェザースティックは、雨が降っているときなど、火が付きにくいときに活躍します
では、フェザースティックの解説に移りましょう!
フェザースティックの作り方は?
フェザースティックを作るには、ナイフの使い方と集中力をマスターする必要があります。
ナイフの使い方
まずナイフの使い方をマスターしましょう!
ナイフの使い方で大事なことは、強く握りしめないということと、刃を当てる角度です。
ナイフの持ち方
フェザースティックは、薄くスライスしないといけないため、力を入れてしまうと、どうしても、刃が深く入りがちになってしまいます。
これを防ぐため、ナイフは軽~くもって、木に当てる感じで大丈夫です。
手はグーの形をして、親指と人差し指だけで削りましょう。
大工さんのカンナがとてもいい例で、削るといったイメージより剥ぐというイメージのほうが適しているかもしません。
刃を当てる角度
刃と木の角度は、おおよそ、刃の背が木の面と数ミリ空いているくらいがちょうどいいです。
削り始めてから終わるまで、一定の角度を維持するようにします。
集中力?
フェザースティックは、はっきり言うととても地味で地道な作業です(笑)
フェザースティックづくりに飽きずに最後までできるように、集中力を高めましょう!
集中力なんか続かねーよ!て方には、以下の方法をお勧めします!
集中力を上げる方法(自然の中で)
自然の中と限定したときに集中力を上げるには、
① 目を閉じて自然の中の音に耳を澄ます
② ちょっとした運動をする
といったことが挙げられます。
良いフェザースティックが作れるようにトレーニングしてみましょう!
フェザースティックを作る際の注意点
焚き火においてとても便利なフェザースティックですが、注意点がいくつかあります。
例えば、ナイフによるケガや火をつけた時のやけどなどです。
それぞれを詳しく見てみましょう!
ナイフによるケガの注意点
フェザースティックを作るときの必需品であるナイフは、アウトドアでとても重宝する道具ですが、使い方次第では、危険な道具にもなります。
ナイフを使う際には、以下の注意点を守ることが重要です。
- 安全な場所で使用する: ナイフを使用する場所は、周囲に十分なスペースがあり、他の人や障害物との衝突の可能性が低い場所を選びましょう。
- 正しい手の持ち方: ナイフを持つ際には、刃を自分自身や他の人に向けないように気をつけましょう。ナイフの柄を握り、刃を手のひらの方向に向けるように持ちます。
- 適切な用途で使用する: ナイフはその用途に合わせて使用する必要があります。例えば、包丁は食材を切るために使用されるべきであり、スポーツナイフはアウトドア活動での使用に適しています。ナイフを強制的な用途に使用することは避けましょう。
- 切断作業時の注意: 切断作業を行う際には、作業物をしっかり固定することが重要です。滑りやすい表面でナイフを使用する場合は特に注意し、安定した位置で作業を行いましょう。
- 切る方向と手の位置に注意: 刃を使って何かを切る場合、刃の進行方向に沿って切り進めるようにしましょう。また、手や指が刃に近づかないように、十分な距離を保ちながら作業を行います。
- 鋭い状態を保つ: ナイフの刃は常に鋭く保つことが重要です。鈍くなった刃を使用すると、作業が難しくなり、危険が増えます。定期的に砥石やナイフ研ぎ器を使用して刃を研ぎ、切れ味を維持しましょう。
- 安全な収納方法: ナイフを使わないときは、安全な場所に収納しましょう。刃が直接触れることがないように注意し、子供や他の人が誤って手に取ることのないようにしましょう。
- メンテナンスと清掃: ナイフを使用した後は、刃をきれいに拭いておくことが重要です。また、ナイフ全体を清潔に保つために、定期的なメンテナンスを行いましょう。
- 注意深く扱う: ナイフは鋭利な刃を持っており、誤った取り扱いは事故や怪我の原因となります。常に注意深く取り扱い、他の人や自分自身を守るために最善の努力をしましょう。
これらの注意点を順守することで、ナイフの使用時に安全性を確保し、事故や怪我を最小限に抑えることができます。
やけどの注意点
着火の時に注意したいのが、やけどです。
やけどを防ぐためには、
- 火が付いたらすぐに焚き火台に火を移す
- 火が付きにくい素材で着火剤を扱う
- 皮手袋などで作業する
などが挙げられます。
火が付きにくい素材とは、火が付きやすい麻ひもなどではなく、木の棒など、火が付くのに一定の時間がかかる素材です。
さいごに
最後までご覧になっていただきありがとうございます。
フェザースティックは、感覚の部分が多く、何度も何度も練習することでできるようになります。
僕も、アウトドア10年弱ですが、いまだに毎回うまくいくことはありません。
何度も練習して習得しましょう!